コロナ禍でこれまでになく長期間の休校を経験した子どもたち…。待ちに待った学校再開ですが、感染防止対策やマスク着用での熱中症の心配、「遅れを取り戻す」という名の下で授業の詰め込み、夏休みの短縮、行事の中止…など、これまでにない環境の下での学校生活に不安も…。そこで、SNSを活用して緊急アンケートを実施(6月2日~15日)、再開後の学校の様子を聞きました。
アンケートは開始直後から、アクセスが集中!! 6月10日には800人を突破し、急きょ「中間まとめ」をつくって、6月15日、文科省(矢野和彦大臣官房審議官)に要請しました。
要請には、各地の会員も多数参加し、それぞれから実態と合わせ改善を訴えると、文科省は、「コロナ禍では少人数学級が必要」と回答。熱中症対策でも、「みなさんのおっしゃる通りですね」と話し、翌日に衛生管理マニュアルを改訂しました。
最終まとめでは、47都道府県、1421人から回答があり、集まった「声」は107ページ分にのぼります。
コロナ禍でも、子どもの権利を大事にした学校生活を! 感染症対策のためにも、ひとり一人によりそった教育の実現のためにも、少人数学級の実現はマストです。
政府は7月8日、経済財政諮問会議で、経済財政運営の基本指針「骨太の方針」の原案に、「少人数学級によるきめ細やかな指導体制の計画的な整備」を盛り込みました。全国知事会、全国市長会、全国町村会の地方3団体も3日、文科相に少人数学級の実現を求める緊急提言をしています。
いま、声を上げるときです!!
↑データは上からダウンロードできます。