新婦人は、内閣総理大臣らに上記の【要請書】を送付しました。
内閣総理大臣 安倍晋三 様
防衛大臣 河野太郎 様
イージス・アショア配備の白紙撤回と沖縄・辺野古新基地建設の中止、
大軍拡をやめ、コロナ対策をはじめとした国民のいのちと暮らしを守る
政策に予算を使うことを強く求めます
2020年6月17日
新日本婦人の会会長 米山 淳子
河野太郎防衛大臣は15日、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を陸上自衛隊の秋田県・新屋演習場と山口県・むつみ演習場に配備する計画のプロセスを停止すると表明しました。配備候補地の秋田と山口ではこの間、地元住民による粘り強い反対運動がとりくまれてきました。計画停止はこれらの配備反対の世論と運動の結果であり、当然の決定です。イージス・アショアは、安倍政権がトランプ米大統領に迫られた「米国製兵器爆買い」の一環で、コストの点でも技術の点でも無謀でずさんな計画全体が破綻したものです。
また、沖縄では県議会議員選挙でも辺野古への米軍新基地建設NO!の意思が示されたにもかかわらず、民意を踏みにじって工事が強行されました。辺野古沖には軟弱地盤が存在し、技術上も不可能で、新基地建設には莫大なコストと期間を要することが明らかになっています。民意に応えて、辺野古新基地建設を直ちに断念すべきです。
以下、重ねて要請します。
記
1、イージス・アショア導入計画の白紙撤回、沖縄・辺野古新基地建設の中止を求めるとともに、F35戦闘機147機の大量購入をはじめとする大軍拡そのものを中止し、コロナ対策をはじめとした国民のいのちと暮らしを守る政策に予算を使うこと。