2021年5月22日 ジェンダー平等

【抗議】自民党議員のLGBT差別発言に強く抗議し、 撤回・謝罪・辞任を求め、 選挙での厳しい審判の運動を強めます

新日本婦人の会は、5月22日【抗議】自民党議員のLGBT差別発言に強く抗議し、 撤回・謝罪・辞任を求め、 選挙での厳しい審判の運動を強めます を菅 義偉自民党総裁らに送付しました。

 

 

自民党総裁・内閣総理大臣 菅義偉 様
衆議院議員 簗和生 様
参議院議員 西田昌司 様
参議院議員 山谷えり子 様

 

 

自民党議員のLGBT差別発言に強く抗議し、
撤回・謝罪・辞任を求め、
選挙での厳しい審判の運動を強めます

 

2021年5月22日

新日本婦人の会
会長 米山淳子

 


 

 

 5月20日、LGBTに関する法案について議論した自民党の会合で、「LGBTは種の保存にそむく」(簗和生、元国土交通政務官、衆院栃木3区)をはじめ、「道徳的な価値観(を無視し)…社会が壊れる」(西田昌司、党政務調査会長代理、参院京都選挙区)などという驚くべき発言があったと報じられています。これが事実なら、ぜったいに許されない、人権じゅうりん、時代錯誤の発言であり、つよく抗議し、撤回と謝罪、当該議員の辞職を求めます。また前日の同党会合では、トランスジェンダー女性のスポーツ参加について「ばかげたこと」(山谷えり子、元拉致担当大臣、参院比例全国区)との発言があったとされます。これは、「性別、性的指向」も明記して「いかなる種類の差別」も明示的に禁じた五輪憲章への違反であり、その無知と認識欠如をさらけだすものです。自民党総裁である菅義偉首相の責任は重大であり、これらの事実を明らかにし、党として謝罪し、議員の辞職勧告をすべきです。

 自民党が、「LGBTは生産性がない」(杉田水脈衆院議員、2017年)や「(同性愛者を法律で守ると)足立区が滅びる」(区議会議員、2020年)など、度重なる重大な差別発言をあいまいにしてきた結果であり、もうこんな差別政党、自民党の議員は選んではならない、自民党政治はおしまいにとの新たな動きをよびおこさざるをえません。

 今回のLGBTに関する法案は、性的指向・性自認に係る初の法案で、当事者団体らのつよい願いと運動のなか、5月14日、与野党の協議で、目的や理念に「差別は許されない」と明記されるなど一歩前進はしたものの、差別の禁止が明記されないなど、課題解決へ国会でも大いに審議されるべきものです。

 新日本婦人の会は、コロナ禍を乗り切るためにも、性にとらわれず、だれもが生きやすい、多様性を認め合う、命と人権尊重、平和、ジェンダー平等の社会をめざし、草の根から声をあげ、活動しています。改めて、今回の差別発言の撤回と謝罪、辞任をつよく求め、性的指向・性自認を理由とする差別禁止法の実現、選挙での菅自公政権への厳しい審判を広げるため、全力をあげることを表明します。

 

※データは以下よりダウンロード可能です。

【抗議】自民党議員のLGBT差別発言に強く抗議し、 撤回・謝罪・辞任を求め、 選挙での厳しい審判の運動を強めます

 

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