2021年6月24日 声明・談話・要請など

【抗議文】運転開始から 40 年を超えた 関西電力 美浜原発 3 号機の稼働は直ちに中止 し、 廃炉にすることを求めます

新日本婦人の会は、6月24日【抗議文】関西電力宛「運転開始から40年を超えた関西電力美浜原発3号機の稼働は直ちに中止し廃炉にすることを求めます」 を内閣総理大臣、関西電力らに提出しました。

 

 

内閣総理大臣・自民党総裁 菅 義偉 様
経済産業大臣 梶山 弘志 様
原子力規制委員会委員長 更田豊志 様 

 

運転開始から40年を超えた 関西電力 美浜原発 3 号機の稼働は直ちに中止し、
廃炉にすることを求めます

 

2021年6月24日

新日本婦人の会
会長 米山淳子

 

 地元住民をはじめ多くの国民の反対の声を無視し、6月23日、関西電力美浜原発3号機を再稼働させたことに強く抗議します。


 国は東京電力福島第一原発の事故を受け、教訓として原発の運転は「原則40年」と規定しました。原発は運転期間が長くなるほど炉心から出る放射線によって、原子炉圧力容器が劣化し、緊急時に冷却した場合、破損のリスクが高くなり、事故の危険性が高まると指摘されています。美浜原発3号機は1976年12月に運転を開始した44年を超える老朽原発です。過酷事故が起これば、福井県だけでなく、関西圏や中部圏、全国にも大きな影響を及ぼすことになります。今も福島第一原発事故は収束のめどが立っておらず、多くの住民がふるさとに戻れずにいます。二度と再び原発事故を起こすことは許されません。

 また稼働に伴って生じる使用済み核燃料も、一時保管する中間貯蔵施設が未だ定まってないまま稼働させることは無責任の極みです。
政府は気候危機対策として、2030年にCO2などの温室効果ガスの削減を2013年度比で46%削減すると表明、新たなエネルギー基本計画でも温室効果ガスを排出しないためとして、原発を位置付け、美浜原発3号機を再稼働させたことは重大です。気候危機対策は、省エネと自然エネルギーへの抜本的なシフトこそ必要です。

 関西電力美浜原発3号機は「原則40年」との規定に従って再稼働せず、廃炉にするべきです。

 

 

 

※データは以下よりダウンロード可能です。

 

内閣宛「運転開始から40年を超えた関西電力美浜原発3号機の稼働は直ちに中止し廃炉にすることを求めます」(PDF)

関西電力宛「運転開始から40年を超えた関西電力美浜原発3号機の稼働は直ちに中止し廃炉にすることを求めます」(PDF)

 

 

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