新日本婦人の会は、4月8日【談話】「ロシア軍による民間人虐殺につよく抗議、真相究明と責任追及を」を発表しました。
【談話】ロシア軍による民間人虐殺につよく抗議、真相究明と責任追及を
2022年4月8日
新日本婦人の会 事務局長 高杉 しゅん
ロシア軍による侵略が続くウクライナで、首都キーウ郊外の町ブチャで数百もの民間人の遺体が見つかったとの報道に、言葉にならない衝撃を受けています。ジェノサイド(集団殺害)とも言うべき、戦争犯罪、人道に対する犯罪で、絶対に許されません。
ロシア側はロシア軍撤退後にウクライナの過激派がやったことだとして虐殺を否定していますが、住民の証言やロシア軍の占領中の映像などから関与は明らかです。しかも、民間人虐殺はブチャにとどまらず、各地でのロシア軍による残虐行為が報告されています。
国際刑事裁判所(ICC)がすでに捜査を開始していますが、国際的な司法の場での真相の究明と責任追及、犠牲者や家族への賠償や救済をおこなうこと、何よりロシアはただちに停戦、ウクライナから軍を撤退させることをつよく求めます。
ロシア軍が包囲するマリウポリではインフラの9割以上が破壊され、侵略が始まった2月24日以降430万人以上が国外に逃れ、国内避難民も700万人を超えています。家族を失い、すべてを奪われて避難を余儀なくされている子どもたちの姿に胸が痛みます。破壊と絶望しかもたらさない戦争は、絶対にしてはなりません。
私たちは、「戦争やめよ」の声と行動をさらに広げるとともに、募金などを通じて人道危機に瀕するウクライナの人びとへの支援を続けていきます。
※データは以下よりダウンロード可能です。