新日本婦人の会は、7月14日【談話】「安倍元首相銃撃・殺害事件 暴挙に強く抗議、自由と民主主義いまこそ」を発表しました。
【談話】安倍元首相銃撃・殺害事件
暴挙に強く抗議、自由と民主主義いまこそ
2022年7月14日
新日本婦人の会事務局長
高杉しゅん
安倍晋三元首相が7月8日、街頭演説中に銃撃され死亡した事件は、社会に大きな衝撃を与えました。どんな理由があっても、言論や活動を暴力で封じ、命を奪うことは絶対に許されず、心より哀悼の意を表します。しかも、民主政治の基盤をなす選挙のさなかの凶行は、自由と民主主義を否定する暴挙そのもので、怒りを込めて抗議します。
現行犯逮捕された容疑者は、母親が旧統一協会(世界平和統一家庭連合)の信者で「多額の寄付をして破産、家庭崩壊」したことから、同会の関連団体にメッセージを送るなどつながりのある安倍氏をねらったと報じられています。
全国霊感商法対策弁護士連絡会は、容疑者の行為が「決して許されない」としたうえで、旧統一協会の数々の反社会的活動を告発し、政治家が同会にエールを送る行為はやめよと訴えています。こうした事件や被害を繰り返させないためにも、同会と政治家の深い結びつきと相互利用の実態について全容を明らかにし、関係を断つことが求められています。また、評価が分かれる安倍元首相の、全額国費による国葬は実施すべきではなく、故人礼賛一色の報道についても検証が必要です。同時に、事件に乗じて言論や表現、行動への監視が強まることはあってはならないことです。
暴力やテロのない、憲法が保障する人権、自由と民主主義が根づく社会へ、さらに草の根から声をあげ、行動をつよめていきましょう。
※データは以下よりダウンロード可能です。
安倍元首相銃撃・殺害事件 暴挙に強く抗議、自由と民主主義いまこそ