新日本婦人の会は、10月13【談話】「ハマスとイスラエル双方はただちに武力攻撃の中止を」を発表しました。
【談話】ハマスとイスラエル双方はただちに武力攻撃の中止を
2023年10月13日
新日本婦人の会中央本部
副会長 平野恵美子
パレスチナのガザ地区を統治するイスラム組織ハマスとイスラエルによる武力攻撃の応酬は、子どもを含む多数の死傷者を出し、さらなる戦争かと胸を締めつけられる思いです。
10月7日のハマスによるイスラエルへの無差別攻撃と民間人の拘束・連行は、どんな理由があっても決して許されない国際人道法違反の行為です。同時に、イスラエルがガザへの空爆を続け、水や食料、電力等の停止で完全包囲し、予備役30万人動員で破壊作戦に踏み出そうとしていることも、国際人道法に反する蛮行です。双方が自制し、ただちに暴力の連鎖を止めるべきです。
背景には、イスラエルが国連の諸決議に反し、パレスチナ住民を強制排除して入植拡大を続け、ガザの封鎖、空爆・侵攻を繰り返したきたことがあります。そもそも、この地に定住していたパレスチナ人を追い出し、1948年にイスラエルが建国し、英米などの大国が後押してきたことが根底にあります。
米政権のイスラエル全面支援、軍事的対応は事態を悪化させるだけです。国連決議にある、イスラエルの占領地からの撤退、パレスチナ人民に国家樹立を含む民族自決権の尊重、パレスチナとイスラエル双方による生存権の相互承認こそ、解決への道です。
私たちは、国際会議や核兵器なくそう女性のつどいでパレスチナの女性たちと交流し、いまイスラエルでも女性たちが「報復やめよ」と声をあげています。即時停戦、長期にわたる問題の解決、中東和平のために、国際社会と日本政府があらゆる外交努力を尽くすよう、強く求めます。
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