新日本婦人の会は、12月15日、【談話】「国民そっちのけの金権腐敗、経済無策、戦争準備の自民党政治は終わりに」を発表しました。
【談話】国民そっちのけの金権腐敗、経済無策、戦争準備の自民党政治は終わりに
2023年12月15日
新日本婦人の会
事務局長 由比ヶ浜直子
自民党派閥による政治資金パーティー収入の裏金疑惑は、岸田政権と党中枢を直撃し、検察の捜査が入る大事件に発展しています。安倍派の官房長官など4人の閣僚、5人の副大臣らが交代し、党政調会長ら3人が代わります。しかし、事件は自民党ぐるみであり、これで済む話ではありません。
そもそも、企業・団体献金は、政治家個人には禁止され、政党や政党支部は容認、パーティー券購入も事実上の企業・団体献金という抜け穴だらけ。国会閉会中審査での全容解明、関わった国会議員の辞職、パーティー券を含む企業・団体献金の全面禁止が必要です。
巨額の献金が政策をゆがめ、14日決定した与党「税制改正大綱」は大企業優遇で、所得税減税は1回きり。「物価対策」でも、時給1500円への賃上げも消費税減税もなく、社会保険料引き上げや給付削減ばかりです。「異次元の子育て支援」は高学費の負担軽減策も、家族のケアと仕事両立の抜本対策もなく、財源も社会保険料上乗せなど、悉く不評です。
岸田政権は戦争準備へアメリカいいなりです。欠陥オスプレイ墜落事故で飛行停止も申し入れず、敵基地攻撃能力保有、43兆円の大軍拡と増税、沖縄・辺野古新基地建設や自衛隊ミサイル基地化をすすめ、核兵器禁止条約第2回締約国会議にオブザーバー参加もしませんでした。
民生活そっちのけの金権腐敗ぶりをあらわにした自民党政治は終わらせ、女性・市民と野党の本気の共闘で、なによりも命と暮らし、平和、ジェンダー平等を優先する新しい政治を実現しましょう。
※データは以下よりダウンロード可能です。
【談話】国民そっちのけの金権腐敗、経済無策、戦争準備の自民党政治は終わりに(PDF)