新日本婦人の会は、5月23日、【抗議】「米バイデン政権による未臨界核実験につよく抗議します」を発表しました。
アメリカ合衆国大統領
ジョー・バイデン様
2024年5月23日
新日本婦人の会中央本部
米バイデン政権による未臨界核実験につよく抗議します
米バイデン政権が2024年5月14日、政権発足から3回目となる未臨界核実験をおこなったことに対し、核兵器廃絶を求め運動する唯一の戦争被爆国の女性団体としてつよく抗議します。
世界の軍事費は過去最高を更新し、軍事同盟強化で分断が深まるなか、米バイデン政権が未臨界核実験をおこなったことは、核軍拡競争に拍車をかけるものであり、核不拡散条約(NPT)第6条に明記された核軍縮義務に違反する行為です。米エネルギー省の国家各安全保障局の高官が「未臨界核実験の頻度を高めることを計画している」と表明したことは、核兵器のない世界を実現するという約束に反するものであり、許せません。
核兵器禁止条約批准国は70カ国・地域、署名国は93に広がり、2023年11月に開催された核兵器禁止条約第2回締約国会議には、NATO加盟国のドイツ、ノルウェーなどもオブザーバー国として参加し、禁止条約は国際条約としての規範力を強め、「核抑止」からの脱却が急務であることを打ち出しました。
新日本婦人の会は、どんな形であれ、核実験をおこなわないこと、NPT締約国として、第6条を実行することを強く求めます。さらに、核兵器禁止条約への参加、核兵器によらない安全保障へ転換し、核兵器のない世界に向けて、誠実に行動することを要求します。
※データは以下よりダウンロード可能です。