新日本婦人の会の米山淳子会長は、10月2日、【談話】「石破茂新政権誕生　裏金・戦争国家ノー　総選挙で自民党政治を終わらせよう」を発表しました。

談話　石破茂新政権誕生　裏金・戦争国家ノー　総選挙で自民党政治を終わらせよう

2024年10月2日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　新日本婦人の会長　米山淳子

　10月1日の臨時国会で、石破茂氏を首相とする新しい自公政権が発足しましたが、さっそく石破氏の「手のひら返し」「変節」と指摘される異常事態が起きています。

　本来、臨時国会は、能登半島地震・豪雨災害被災者支援と復旧復興の補正予算、旧優生保護法下で人権を侵害され被害者への補償法の成立、裏金事件や旧統一協会との癒着についての徹底解明が求められ、1ヵ月の会期は必要です。

　自民党総裁選の中で石破氏は、「主権者たる国民が判断できる材料をきちんと示すのは新政権の責任」、解散時期は予算委員会での論戦後にと強調していたのに、臨時国会は戦後最短の会期8日間で、9日の衆院解散、15日公示、27日投開票での衆議院選挙実施を決めたのです。裏金隠しなど国民の批判をかわすための自民・公明の姑息な党利党略と言わざるをえません。

　ほかにも、石破首相は次つぎ「自論」を翻しています。「現行の健康保険証との併用」と言及していたのに新内閣も保険証廃止を踏襲、「選択的夫婦別姓導入」は自公連立政権合意に盛り込まず、「女性の参画確保」も閣僚5人から2人に減少、「原発ゼロに近づける努力を最大限に」の主張が後退するなどです。これらは、後ろ盾の圧力に屈する国民への裏切りであり、もはや首相の資格はありません。

　軍事や人権分野の言動も重大です。「デモはテロ行為」発言、「核共有」と「核持ち込み」容認、戦力不保持と交戦権否認の憲法9条2項削除、自衛隊を国防軍に、集団的自衛権全面容認の「アジア版ＮＡＴＯ」創設、米軍辺野古新基地建設を沖縄選出自民党国会議員5人に押し付け、容認へと転換させるなど、平和・人権をめぐり、危険極まりない人物です。

総選挙で、「変えよう一緒に」と女性たちとの対話と行動、確かな選択を広げに広げ、自民党政治を終わらせ、新しい政治を実現しましょう。

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【談話】石破茂新政権発足　裏金・戦争国家ノー　総選挙で自民党政治を終わらせよう