2025年4月2日 大会・中央委員会決定

第193回中央委員会決定

新日本婦人の会は、3月22日、第193回中央委員会を都内で開き、以下の決定を採択しました。

 

 

戦後・被爆80年、なにより暮らし・平和、ジェンダー平等を
選挙と仲間ふやしで自民党政治を終わらせ、全国大会の成功へ 

 

 

1、石破政権の行きづまり、行動する女性たち

 裏金問題や物価対策の無策への怒りのなか、昨秋の総選挙で自民・公明の与党が過半数割れとなった国会へ、女性・市民が切実な声をあげ行動し、高額療養費改悪を凍結させました。石破首相自らの商品券配布問題で金権まみれの自民党政治は行きづまり、破綻が明らかです。
 石破自公政権は「高校授業料無償化」と引き換えに4兆円の医療費削減を維新と合意し、過去最大の軍事費8.7兆円と暮らし破壊の予算を成立させようとしています。復興の進まない能登半島被災地、極端な気候の変動による豪雪や山林火災、農水産物の異変、介護施設や病院のない自治体の増加、公共交通や上下水道などインフラ整備を放置したままです。原発の「最大限活用」へと大転換し、労働基準法の改悪までねらっています。これらは、企業・団体献金で政治をゆがめ、財界・大企業優先、新自由主義の自民党政治が招いたものです。
 さらに、戦前回帰への軍事突出が際立っています。トランプ米政権の対中国戦略のもと、軍事費GDP比3%の要求に屈服し、沖縄・南西諸島や西日本をはじめ全国各地の自衛隊基地の強化や多国間軍事演習など、戦争準備へ突き進んでいます。これらと一体に、サイバー法案や日本学術会議法人化法案を強行しようとしています。
 イスラエルによるガザ破壊、ロシアのウクライナ侵略が止まず、軍事対軍事で核使用の危険が高まるなか、日本被団協のノーベル平和賞受賞は日本と世界を励まし、核抑止依存をやめ、日本政府に核兵器禁止条約参加を迫っています。国連女性差別撤廃委員会(CEDAW)の日本政府への全面的勧告も、軍事化とともに強まる女性の権利へのバックラッシュ(逆流)やミソジニー(女性蔑視・嫌悪)攻撃をはねかえす力となるものです。
 新婦人は、総選挙後ただちに次世代国会行動や地元からの国会議員要請で選択的夫婦別姓制度の実現を迫り、「大軍拡よりも暮らしに」と通常国会に予算要求署名40万6686人分を提出しました。米不足・高騰に農民連と行動し、備蓄米の放出やフードバンク・子ども食堂への無償提供の拡大、2026年から小学校給食無償化の見込みへと国を動かし、また、学校給食費の値上げ中止、学校統廃合見直しや産科当直体制の予算化など、貴重な成果も生まれています。
 戦後・被爆80年、女性差別撤廃条約批准40年、第4回世界女性会議30年の今年、平和でもジェンダー平等でも日本政治の転換が求められます。今こそ日本国憲法と国連憲章を生かし、大軍拡ストップ、公共を取り戻そう、平和外交をと、さらに声をあげるときです。参議院選挙(7月)、東京都議選(6月)や各地の選挙で、女性・市民の願い実現へ、自民党政治を終わらせましょう。新婦人の「五つの目的」を確信に、新たな出会いを広げ、前大会時を超える仲間づくりで、11月の第32回全国大会を成功させましょう。

 

2、この間の活動のまとめ

(1)SNSで情報や経験を共有、生の声で動かす力に

 班や要求別小組(サークル)までつながって励まし合うLINEなどSNSの活用がすすみました。選択的夫婦別姓や不登校、学校給食のアンケート、高額療養費や介護などの声を集め、これまで「見えなくさせられてきた」問題を可視化し、国会質問にも生かされ、一人ひとりの声で政治に迫る力になりました。
オンラインで「私と選挙」をテーマにした次世代ミニ交流の6週連続開催をはじめ、女性差別撤廃委員会やノーベル平和賞、韓国の戒厳令、米・農業などタイムリーに学習・交流をおこないました。組織分野でも、オンライン交流会議を4回開き、活動推進の力になっています。

 

(2)平和やジェンダー、各分野で草の根から行動ひろげて

「戦後・被爆80年・ノーベル平和賞」のタペストリーを持って宣伝・対話し、条約批准署名に弾みがついています。「新婦人と核兵器廃絶」パネル・ポスターも活用して班主催の原爆展、学校や自治体での展示、証言を聞く会、地方議会の意見書採択がすすんでいます。中学校の修学旅行での自衛隊基地体験、勧誘や名簿提供の中止を自治体に要請しました。沖縄では米兵による性暴力問題で初の国連勧告も力に県民大会を成功させ、各地でも行動しました。米不足・価格高騰は産直運動にも影響を与え、米・農業問題を学び、「4つの共同目標」で生産者との懇談をつよめています。
開設1年を迎える「平塚らいてう・女性運動資料室」は見学者が相次ぎ、新婦人の歴史と運動への確信になっています。

 

(3)選挙班会・しんぶんタイムを工夫して挑戦

しんぶんタイム全国交流会(オンライン)は1300人が参加しました。政治や政党をまともに伝えないマスメディアやSNSによる様相の変化のなか、しんぶんタイムのいっそうの大切さを確認し、「他のサークルとの違いはこれ」「タイムがあることで会をやめない」「委員会の意気込みと工夫に学んだ」と、小組でもと踏み出しています。
紙面を使い、「おしゃべりからどう選挙タイムにするか」「政党を見極め、推しも語ろう」と工夫し、行動につないでいます。音声配信の「はとラジ」は「小組でも手を動かしながら聞ける」と好評で、1月から始まった新婦人しんぶん電子版(PDF)も「スマホでタイムも」「文字を拡大できる」と喜ばれ、しんぶん読む会などでも活用されています。

 

(4)各地の経験に学び合い、仲間づくりの力に

人気の健康マージャンなど小組での入会、読者から会員に、運動や政治のおしゃべりに共感した入会も増えています。同時に、「なかなか増やせない」「班から行動できない」などの悩みが多いなか、「この班をなくしたくない」「高齢化だからこそ、歩いていける所に」と班の再編や、新班づくりの経験も生まれています。
前進の共通点は、「前大会時の会員数を超えよう」「会員を増やして組織を立て直そう」と仲間づくりにこだわっていること、新しい人を意識的に委員会に迎えて体制を強化していること、班の現状をつかんで援助していることです。

 

3、「要求いっぱい、会員大募集!」と仲間づくりの前進を

 第32回全国大会めざし、どの班・支部・都道府県本部も必ず前大会時を超える「要求いっぱい、会員大募集!」と仲間づくりにとりくみます。あらゆる活動に、あの人この人とゲストを誘い、「新婦人で一緒に」と勧めましょう。

 

(1)班―小組でも選挙班会・タイムを本格的に

〇新婦人しんぶんを使って、選挙班会・タイムをどの班・小組でもとりくみましょう。「これからのエチケット」で、政党や「私の推し」を大いにおしゃべりしましょう。
〇班は仲間づくりの目標をもち、「6つのアクション」のどこからでも、また今までやってないことにもとりくみましょう。
〇身近なところで原爆展をと相談し、新婦人の紹介コーナーもつくり、ゲストや読者を誘いましょう。班や小組などで「美と平和」タイムをとり、女性平和基金を広げましょう。

 

(2)次世代―声を聞き、「新婦人に入って〇〇へ行こう」と行動を

〇次世代に新婦人を知らせながら声や願いを聞き、アイデアを生かしてともに行動しましょう。
〇次世代国会行動や原水爆禁止世界大会へ「新婦人に入会して参加を」と、よびかけを広げましょう。議員要請や議会傍聴などで「変えられること」を直接体験しましょう。支部や県で報告会をおこない、次世代チームやしんぶん読む会など、日常的な活動につなげましょう。
〇参院選に向けた「ミニ交流・私と選挙編」(毎週金曜夜)にゲストを誘い、次世代を会員に迎えましょう。

 

(3)運動―切実な声を国へ、自治体へ

〇産直運動をすすめ、米の増産で消費者に適正な価格で安定供給の政策に転換を、自治体には食料自給率向上宣言を求めましょう。学校給食は地場産・国産・有機の食材で無償にと、幅広い関係者とともに改善にとりくみましょう。
〇医療・介護の改悪、保険証廃止、原発再稼働に反対し、上下水道や公共交通などのインフラ整備、気候危機や震災・防災、PFAS汚染、少人数学級や教育費、不登校、学校統廃合、働き方、学校統廃合など、要求でカフェを開き、国・自治体へ働きかけましょう。 
〇選択的夫婦別姓制度実現へ行動をつよめ、性暴力やハラスメント根絶を求めて、署名などにとりくみます。女性差別撤廃条約と勧告を生かして運動し、第6次男女共同参画基本計画に反映させましょう。
〇節目の年にふさわしく加害と被害の歴史を学び合い、原水爆禁止世界大会に次世代や初参加の代表派遣をつよめましょう。地方議会での意見書採択、自治体に原爆展や「被爆者の話を聞く会」開催などを求めましょう。平和の2署名(軍拡反対憲法、条約批准)を集め、子どもたちへの自衛隊体験や勧誘、基地強化を許さない共同行動をすすめます。

 

(4)委員会―班の仲間づくりへ援助つよめて

〇支部と都道府県本部が目標をもって「要求いっぱい、会員大募集!」にとりくみ、毎月前進にこだわり、「親子ばと賞」達成の班、支部を次つぎつくりましょう。班の実情や「困った」をつかんで援助、進んだ経験に学び合い、次世代会員を委員に迎えましょう。
〇選挙班会・タイムの本格的推進へ援助をつよめるとともに、政党とその候補者を選ぶ党派別選挙では、後援会活動の自由を保障します。投票しやすい条件整備や公平・公正な選挙を求めましょう。
〇「班の原爆展」「班からの仲間づくり」どうしてる?など、中央主催のテーマ別オンライン交流会をおこな
 います。

 

2025年3月22日
新日本婦人の会
 第193回中央委員会

 

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