2014年11月21日 ジェンダー平等

【アピール】 解散・総選挙、聞く耳もたない安倍政権はノックアウト!女性・国民の願いが届く国会に

新日本婦人の会会長 笠井貴美代

本日11月21日、衆議院が解散され、12月2日公示、14日投票で総選挙がおこなわれます。「国民の声を聞かない政治はおかしい」「安倍政権が続くほど女性が不幸になる。一日も早くノックアウトを」と運動をくり広げてきた新婦人は、この選挙を暴走ストップ、民意で動く国会・政治に変えるチャンスとして、力をつくします。

沖縄県知事選挙でのオナガさん大勝という新基地ノーの歴史的審判をはじめ、消費税増税と景気悪化、集団的自衛権行使の閣議決定の強行、原発再稼働、「政治とカネ」問題など、ことごとく世論と運動によって追い込まれた安倍政権は、「今やれば自らの延命に有利」との打算で解散に打って出たのです。

安倍政権が、今度の選挙を「消費税10%の先送り」でごまかすことなど許されません。「経済の好循環」どころか、際限ない物価高と実質賃金の15カ月連続減少、国内総生産(GDP)の「予想外のマイナス」など、アベノミクスの大失敗を認め、消費税増税は先送りでなく、きっぱり中止すべきです。

「戦争に行くな、選挙に行こう」と、この間、立ちあがっているたくさんの女性・若者といっしょに、秘密保護法や集団的自衛権、日本軍「慰安婦」問題での攻撃など、侵略戦争を美化して「戦争する国」づくりをすすめる勢力に審判を下し、戦争立法化をストップさせましょう。原発の再稼働、生涯ハケンの労働者派遣法改悪、保育や学童保育をはじめ、介護や医療、年金の切り捨て・後退など、庶民には負担をおしつけ、一部の大企業だけがますます潤う政治にはっきりノーを示しましょう。ゆがんだ政治の大もとにある企業団体献金は禁止し、政党の離合集散、政治と議員の質の劣化をまねいた政党助成金を廃止させましょう。

この間、「外へ外へ」と運動してきた班からのとりくみをさらに強め、たくさんの女性たちとともに、くらしと平和、ジェンダー平等の切実な要求で確かな選択と仲間を広げ、安倍政権をノックアウトへと追い込みましょう。

  • 短期間の選挙です。どの班や小組も集まれるところから、ゲストを誘って、新婦人しんぶんや紙芝居を使い、女性の願いと安倍政権、各政党について大いにおしゃべりしましょう。
  • 自分の願いや運動から見えてきた各政党について、その支持を含め、お互いに主張や話を落ち着いて聞き合う「これからのエチケット」(創立時の羽仁説子さん の話)の立場で率直に話し合い、「私は選ぶ!」と主権者にふさわしい選択を広げましょう。会員の政党支持の自由と後援会活動を保障しましょう。
  • どの班も、おしゃべりや宣伝、対話のなかで新婦人をふやしましょう。選挙のなかで、班で会員1人・機関紙2部以上の仲間を迎え、年内どの班・支部・県も第26回全国大会時の現勢を上まわりましょう。

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