2017年11月5日 アクション

【特別決議】安倍9条改憲の国会発議をなんとしてもストップ! 国民的運動と世論を一気に高めましょう

新日本婦人の会第28 回全国大会

新日本婦人の会は、11月5日第28回全国大会において以下の決議を行いました。
安倍政権は、衆議院選挙の自民党の公約で初めて改憲を打ち出し、改憲派議員が 3 分の 2 を占めたことでその動きを加速させています。年内に具体的な自民党案を提示し、衆参両院の憲法審査会を動かし、来年2018 年の通常国会では改憲を発議、国民投票を実施しようという重大な段階に入っています。
選挙の公約では改憲の項目として、①憲法 9 条 3 項で自衛隊を位置づける、②教育の無償化、     ③緊急事態条項の新設、④一票の格差と合区の解消、の4つをあげました。
安倍首相や自民党は、「災害援助に尽力する自衛隊」を強調し、「9 条の従来の政府見解は動かさない」としています。しかし、9 条に 3 項を加えて書き込む自衛隊は、戦争法によって集団的自衛権の新しい任務を付与された自衛隊です。後からつくった法律は、前の法律に優先するという原則によって、2 項「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」が空文化=死文化してしまいます。
教育の無償化は政府が予算をつければ実現できるのもので、改憲は関係ありません。緊急事態条項の新設は、大規模災害などを口実にしていますが、必要なのは「地方への権限移譲・拡大」などです。一票の格差解消も、小選挙区制を改めて比例代表制度をとるなど選挙制度の抜本的な改正でできるものです。
国民だましの手法をとった安倍改憲のねらいは、海外での武力行使の最大の壁となってきた9 条を変えて、日本を戦争する国、軍事大国にすることです。
「憲法改悪反対、軍国主義の復活を阻止します」を会の目的に掲げる新婦人の原点に立ち、「安倍9 条改憲とんでもない! 今こそ憲法まもり、生かそう」を合言葉に、無数の宣伝と憲法カフェやおしゃべり、平和の2 つの署名(安倍9 条改憲NO!3000 万署名とヒバクシャ国際署名)を一気に広げましょう。草の根から改憲のねらいを知らせて世論を急速に高め、9 条改憲を必ず阻止しましょう。

安倍9条改憲の国会発議をなんとしてもストップ! 国民的運動と世論を一気に高めましょう

 

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