新日本婦人の会は1月11日、NHK番組での沖縄・辺野古埋め立てに関するフェイク発言に強く抗議し、沖縄・辺野古埋め立てをただちに中止することを求め、安倍首相に、抗議文を送りました。
安倍首相のNHK番組でのフェイク発言に強く抗議し、
沖縄・辺野古埋め立てをただちに中止することを求めます
安倍首相が1月6日のNHK番組「日曜討論」で、辺野古埋め立てについて「土砂投入にあたって、サンゴは移している。砂浜に生息する絶滅危惧種を砂ごと移す努力もしている」と事実とまったく異なる発言を行いました。移植は行われていないばかりか、沖縄県はサンゴの移植を許可していません。一国の首相が自らフェイク(ウソ、デマ)ニュースの発信者になることは許されません。安倍首相の発言に強く抗議します。
政府の責任として、今回の発言に至った経緯と事実関係を明らかにし、すみやかに国民への説明責任を果たすよう求めるものです。
辺野古埋め立て強行に対する批判は国内外で大きく広がっています。米ホワイトハウスに向けての「辺野古基地建設停止」を求める署名は、わずか1カ月で20万人を超えました。
安倍政権は沖縄県民の意思を尊重し、辺野古埋め立て工事をただちに中止し、移設計画を抜本的に見直すよう重ねて要求します。
データは以下
NHK会長 上田良一様
新日本婦人の会
会長 笠井貴美代
NHK番組「日曜討論」での安倍首相のフェイク発言報道に強く抗議
し、放送法に基づき、すみやかな取り消し、訂正を求めます
安倍首相が、6日のNHK番組「日曜討論」で、沖縄・辺野古への土砂投入にあたって、「あそこのサンゴは移植している」と事実と異なる説明をした問題で、NHKは、「報道機関として自主的な編集判断に基づいて放送した」と見解を示しました。事前収録で行われたにも関わらず、ファクトチェックせず、間違いとの指摘も批判もないまま公共の電波でそのまま発言を流した貴局の責任は重大です。
今回の放送に至った経緯と事実関係を明らかにし、貴局が憲法と位置づける番組基準にある「放送が事実と相違していることが明らかになったときは、すみやかに取り消し、または訂正する」にもとづき、直ちに対応するよう強く求めます。
安倍政権による圧力から、政権に都合の悪い報道はしないという貴局の姿勢は、この 間のニュース番組をはじめ、目にあまるものがあります。公共放送として「権力の監視」という役割を果たすこと、番組基準を守り、「信頼される報道番組の制作」にあたるよう要望するものです。
データは以下