新日本婦人の会は5月27日、【抗議文】「米トランプ政権による未臨界核実験につよく抗議します」を送付しました。
アメリカ合衆国大統領
ドナルド・トランプ様
米トランプ政権による未臨界核実験につよく抗議します
2019年5月27日
新日本婦人の会中央本部
米トランプ政権が2019年2月13日に、政権発足から2回目となる臨界前核実験を行ったことに対し、核兵器廃絶を求め運動する被爆国の女性団体としてつよく抗議します。
米国政府はこの間、中距離核戦力全廃条約(INF)からの離脱、イラン合意の破棄、核兵器使用政策の強化、ロシアとの新型核開発競争を進めるなど、核兵器使用の危険性をかつてなく高めてきました。さらに今回の未臨界核実験は、核不拡散条約(NPT)第6条に明記された核軍縮義務に違反する行為です。
いま、核兵器の非人道性をきびしく指摘した核兵器禁止条約に対し、核保有国やその同盟国からも条約を支持する声が広がり、条約の早期発効を求める国際社会の大きな流れになっています。核実験は、核兵器のない世界の実現を願う世論にも真っ向から反する行為で許せるものではありません。
新日本婦人の会は、どんな形であれ、核実験を行なわないこと、NPT第6条を実行することを強く求めます。さらに、核兵器禁止条約への参加、安全保障政策の中に核廃絶を位置づけるなど、核兵器のない世界に向け、誠実にこうどうすることを要求します。
※データは以下よりダウンロード可能です。
【抗議文】米トランプ政権による未臨界核実験につよく抗議します