新日本婦人の会は6月28日、【声明】「第198回通常国会閉会にあたって
―参院選で変える! 安倍政権退陣の審判を」を発表しました。
【声明】第198回通常国会閉会にあたって
―参院選で変える! 安倍政権退陣の審判を
6月26日、通常国会が閉会し、いよいよ参議院選挙(7月4日公示・21日投開票)です。
今国会で安倍政権は、そもそも統計不正で審議の前提が崩れたにもかかわらず、過去最高の5兆円を超える軍事費を盛り込んだ今年度予算を強行。怒り沸騰の「老後年金2000万円不足」や消費税10%増税問題、民意をふみにじる沖縄米軍新基地建設など山積みの課題で、国民と野党の「予算委員会を開け」の要求に背を向け、逃げ続ける安倍首相に政権を担う資格はありません。
日米の新たな貿易協定の「合意」公表を参院選後に先送り、米製F35戦闘機の爆買い、イージスアショア配備ありきのずさんな計画、原発推進への固執、「下関北九州道路」調査の首相関与疑惑など、ウソと強権政治は国民との矛盾をいっそう深めています。
とりわけ首相が執念を燃やす憲法9条改定問題で、今国会でも自民案が提示できなかったことは、市民と野党のたたかいの成果です。維新元議員の「戦争」「女を買う」発言、前閣僚の「子どもを3人以上産め」など憲法・人権否定の暴言を繰り返す政党と議員は、厳しい批判にさらされています。
この間、野党共同提出の法案は33本にのぼります。32の参議院1人区すべてで統一候補が実現、市民連合と交わした共通政策は13項目となり、市民と野党の共闘は大きく前進しています。
参院選は、男女同数の候補者をめざす「政治分野における男女共同参画推進法」(2018年5月施行)のもとでの初の国政選挙です。暮らしと平和を守り、ジェンダー平等社会へ、「選挙で変える!」と行動を広げ、1人区での野党統一候補、複数区・比例でも安倍政権と対決し、野党共闘をすすめるたしかな政党の勝利を必ずかちとりましょう。
2019年6月28日
新日本婦人の会中央常任委員会
※データは以下よりダウンロード可能です。
【声明】第198回通常国会閉会にあたって ―参院選で変える!安倍政権退陣の審判を