新日本婦人の会は7月3日、【談話】「米朝首脳の板門店会談が、非核化・平和実現へと前進することを期待します」を発表しました。
【談話】米朝首脳の板門店会談が、非核化・平和実現へと前進することを期待します
G20大阪サミットのあと訪韓中のトランプ米大統領は6月30日、急きょ、北朝鮮のキム・ジョンウン国務委員長と南北軍事境界線にある板門店で3回目となる首脳会談を行い、非核化協議を再開させることで合意しました。今年2月以来停滞してきた米朝関係を前向きに打開し、朝鮮半島の完全な非核化と平和体制の構築へ歩みをすすめたことを歓迎します。
また、現職の米大統領として、敵対と分断の象徴とされてきた軍事境界線の北朝鮮側に初めて足を踏み入れ、米国、南北の3カ国首脳が一堂に会したことも歴史的出来事となりました。
こうしたなかで、安倍政権がすすめてきた、北朝鮮の脅威をあおっての対話の否定、大軍拡など圧力一辺倒の路線は、メディアも「また蚊帳の外」(「東京」)と指摘するように、その行き詰まりは明らかです。
いま、日本政府が朝鮮半島の非核化と北東アジアの平和実現へ、憲法9条にもとづく平和外交に転換することは、待ったなしです。参議院選挙では、野党統一候補の1人区での勝利、複数区、比例でも安倍9条改憲に反対し憲法を生かした平和外交を推進するたしかな政党を大きく伸ばし、自民、公明、維新の改憲勢力を少数に追い込みましょう。
2019年7月3日
新日本婦人の会事務局長 高杉しゅん
※データは以下よりダウンロード可能です。
【談話】米朝首脳の板門店会談が、 非核化・平和実現へと前進することを期待します