新日本婦人の会の米山淳子会長は、12月13日、【要請】「国の責任で速やかに政府備蓄米を放出し、米の価格の安定と安定供給をおこない、米の増産を図ることを強く求めます」を農林水産大臣に提出しました。
要請 国の責任で速やかに政府備蓄米を放出し、米の価格の安定と安定供給をおこない、米の増産を図ることを強く求めます
2024年12月13日
新日本婦人の会会長 米山淳子
新米の季節になり、店頭に米が並ぶようになりましたが、価格は高騰しており、今後さらなる値上げも予想されています。
物価高騰に賃上げも年金も追いつかないなか、お米を含む食料品の値上げラッシュは私たちの生活を圧迫しています。来年の春にむけてはさらに米の価格上昇に伴う値上げも報じられています。特にシングルマザーの家庭では、食費の負担増は深刻で、しんぐるまざあず・ふぉーらむによる調査(12月発表、2000人が回答)では給食がある時期でも子どもの3割が、また親の5割が「1日2食」にし、食費による支出を抑えている実態が明らかになっています。
また、学校や保育園の給食でも品目や量の減少、また保護者負担増や国に先駆けて無償化を実施している自治体の負担が増すなど食品の高騰による影響は多方面に及び、子どもたちの成長をも阻害しています。
今後策定される食料・農業・農村基本計画の中では食料自給率向上を目指し、とりわけお米(飼料米含む)に特段の対策を急ぎとるよう以下要請します。
1、主食である米については国の責任で消費者への安定供給と価格の安定を図ること
1、速やかに政府備蓄米を放出し、高騰した米価を引き下げること
1、学校や保育園、病院や介護施設などに、入手困難となっている米を国の責任で確保すること
1、国の責任で家族的農業への所得補償と価格保障をおこなうとともに、新規就農者を増やす手厚い支援をとり、米の増産を図ること
1、輸入依存偏重をやめ、国内での食料増産を推進すること
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