沖縄県民に新たな苦しみを押付ける辺野古への新基地建設反対と、文字通り「島ぐるみ」で声をあげ続けてきました。
仲井真知事は、2010年11月の知事選挙公約として「県外移設」を掲げて再選をはたし、一貫して強い態度で「県外」を主張してこられました。
沖縄選出の自民党国会議員と県連が、政府と自民党本部の圧力に屈して、米軍普天間飛行場の辺野古移設容認に態度を変えたことに、県民は民意と公約を裏切る行為に怒りの声をあげています。
仲井真知事は、県民や全国からの意見や運動、科学者の良識をふまえ、辺野古埋め立ての環境影響評価(アセスメント)に対して環境保全は不可能と発言をされています。
名護市長の意見書は、「今を生きる大人が悔いのない選択をすること、未来への正しい選択をすることで、未来をになう子どもたちへの道しるべとなることと確信します。市民生活の安心・安全、市の財産である自然環境保全、未来を生きる子どもたちのために、そして私たち名護市民の誇りをかけて、『普天間飛行場の辺野古移設』に断固反対する、これが名護市民の強い決意であります」と宣言しています。
名護市民の思いを受け止め、県民の総意を裏切らず、最後の最後まで辺野古への新基地建設反対の意志を貫いてください。
いま日本政府は、秘密保護法、国家安全保障会議(日本版NSC)の強行成立、「安保戦略・大綱」など、とめどない大軍拡と戦争準備へ、民主主義を捨て去り、暴走を続けています。この大軍事化の流れの重要なカギが、辺野古新基地建設です。
戦争はぜったいにいやです。これは日本で唯一地上戦の惨劇を体験した沖縄県民、そして日本国民の心からの思いです。未来を生きる子どもたちへ、「戦争する国」を引き渡すわけにはいきません。戦争のない、核も基地もない平和な沖縄で、すべての人が元気で生き生きと暮らせることをつよく願っています。
仲井真知事が、辺野古の公有水面埋め立て申請に対し、「不承認」とすることを強く重ねて要請いたします。