新日本婦人の会 事務局長 高杉しゅん
北朝鮮が3日、国際社会からの再三の批判に背を向け、6回目となる過去最大規模の核実験を強行したことに、強く抗議します。
いま大事なことは、米朝両国の挑発と威嚇によって不測の軍事衝突がおこりうる危険があることを直視し、これをなんとしても回避することです。世界各国から「制裁だけでは解決できない」と対話を求める声が急速に高まっているなか、日本政府が圧力一辺倒で、対話を拒否し続けていることは異様です。米朝の直接対話を働きかけ、国連憲章、安保理決議にそった解決に力を注ぐことこそ、憲法9条をもつ被爆国の役割です。
国連加盟国の約3分の2が賛成し、採択された核兵器禁止条約への、各国の調印がこの20日から始まります。核兵器にしがみつくことは、世界の大きな流れに逆らうものです。
核兵器保有国、日本政府をはじめ同盟国が、いまこそ核兵器の禁止・廃絶へ踏み出すよう、重ねて求めます。