東日本大震災救援募金の報告

2024年3月1日 新日本婦人の会中央本部

 

東日本大震災・東電福島第一原発事故から13年にあたり、全国から新たに寄せられた災害救援募金を「みやぎこども育英募金」「いわての学び希望基金」「ふくしまこども寄附金」に届けました。これまで被災地に届けた募金は1億2033万1105円となりました。

 

<自治体、子どもたちに>50の自治体(3県23市16町8村)、子どもや女性たちに役立てていただくよう16の保育園関係、31の小学校・中学校・教育委員会、19の児童養護施設に、これからの地域の産業再生・発展にとって大切な沿岸部の10の農業高校・水産高校、3つの漁協女性部、1つのJA女性部などへ直接届けました(下記参照)。3県が創設した「こども基金」には毎年、届けており、「看護師として故郷の病院に勤務しています」「被災の小学校の新校舎完成」など報告が寄せらています。

 

<文化関係>3県の被災者のみなさんの心をいやす仮設住宅でのコンサートやクリスマスコンサートなど文化行事もおこないました。

 

<物資購入生活支援>物資購入生活支援として、被災地で商店が開業しはじめたのを契機に被災者が必要なものを地域で買って地域経済の活性化にも役立つようにと、会員をつうじて被災者に届けました。地元で購入し届けた主なものは、子ども大人の夏冬用下着や靴下、Tシャツ、喪服などの衣類、野菜やしょうゆ、みそ、もち米などの食料品、文房具類、ティシュや生理用品、ハンドクリームなどの化粧・日用雑貨、暗がりの不安解消のための歩行者や自転車用の反射タスキ、夏の暑さ対策の扇風機やエアコン、年末のプレゼントなど多品目にわたります。福島や宮城などでは放射線被爆の心配や不安に応え、放射線量計を購入し活用しています。こうした生活支援物資を仮設住宅での青空無料市や在宅避難者に届けました。今後も、大震災の被災者のために、きめ細かな支援が重要です。ひきつづき災害救援募金へのご協力をよろしくお願いいたします。

 

[自治体]
<県>
岩手県、宮城県、福島県 /「東日本大震災みやぎこども育英募金」/「いわて学び希望基金 」/「東日本大震災ふくしまこども寄附金」
<青森県>八戸市
<岩手県>盛岡市、久慈市、宮古市、釜石市、大船渡市、陸前高田市、岩泉町、山田町、大槌町、野田村、普代村、田野畑村
<宮城県>気仙沼市、石巻市、東松島市、多賀城市、仙台市、名取市、岩沼市、塩釜市、女川町、南三陸町、亘理町、山元町、松島町、七ケ浜町
<福島県>相馬市、南相馬市、いわき市、伊達市、浪江町、双葉町、新地町、川俣町、大熊町、富岡町、楢葉町、飯館村、葛尾町、川内町 、広野町
<茨城県>北茨城市、日立市
<千葉県>
旭市、浦安市
<長野県>栄村

 

[保育園など]
<岩手県>
宮古市、釜石市、大船渡市、陸前高田市、大槌町、岩泉町、山田町、野田村
<宮城県>なかよし保育園、みどり保育園
<福島県>相馬市、いわき市、新地町、飯館村、PMSスポーツ少年団、渡利学童保育

 

[小学校・中学校・教育委員会 ]
<岩手県>
久慈市、宮古市、釜石市、大船渡市、陸前高田市、岩泉町、山田町、大槌町、野田村、普代村、田野畑村
<宮城県>石巻市-大川、雄勝、船越、門脇、湊、湊第2 、渡波、相川、吉浜、谷川/仙台市-中野、東六郷、荒浜/気仙沼市-南気仙沼/東松島市-野蒜、浜市/名取市-閖上/南三陸町-戸倉、名足/亘理町-荒浜、長瀞/山元 町-山下第2 、中浜の各小学校

 

[児童養護施設 ]
<岩手県>
みちのくみどり学園、和光学園、青雲荘、大洋会、清光学園、一関藤の園
<宮城県>丘の家子どもホーム、ラ・サール・ホーム、小百合園、仙台天使園、旭が丘学園
<福島県>いわき育英会、相馬愛育園、青葉学園、アイリス学園、福島愛育園、会津児童園、白河学園、堀川愛生園

 

[農業高校・水産高校(普通高校の学科含む))]
<岩手県>
宮古水産高校、大船渡東高校、高田高校、久慈東高校
<宮城県>石巻水産高校、気仙向洋高校、名取農業高校
<福島県>相馬農業高校、いわき海星高校、磐城農業高校

 

[漁連女性部]
岩手県漁連女性部/宮城・志津川漁協女性部/福島県漁連女性部/福島JA女性部